「ウラウラウラー!!!」 卑怯な事にウメコは ワゴンに乗って 追いかけてきた。 私は曲がり角を曲がる。 「え!?ちょっ…卑怯な…!?」 ワゴンは急に止まれない。 がしゃーんっ。 後ろからものすごい音が 聞こえた気がしたけど無視。 私は階段から外へ 向けてジャンプする。 先程の飛び降りではなく 空に向かって羽ばたくのだ。 まぁ、私には羽が無いから 徐々に落下しているが。 風。 天国には気候が ないはずなのに それを感じる。 気持ちいい。 ドスン―。