俺はいつも切り捨てて 見ないふりをしていたのかもしれない。 目の前にいる人間たちを。 「ある日、母親が自殺未遂を侵して入院した。 昔から気が弱い人だったからね。 私は毎日のようにお見舞いに行った。 それが私の指命だというように」 彼女はそこで中断し 運ばれてきたアイスティーを口にする。 俺もそれにならってコーヒーを口にしたが 水っぽくてあまり味がしなかった。 一息ついてまた彼女は話しはじめる。