「人が死んでそんなに悲しい?」 「悲しいに決まってんだろ!? 恋人が死んだんだぞ!?」 「って言われてもね〜。 私にとっては携帯小説の世界だから」 「…っ」 こいつが幽霊じゃなかったら 女だって分かっていても 殴り飛ばしているかもしれない。 俺はベッドに拳をたたき付けた。 「こわっ」 女は棒読みで言った。 「でもさ矛盾してない?」