俺はちらりと包帯が巻かれている彼女の腕を見た。 その腕は細いシャーペンを持っている。 「死んだ人間に会いたいの?」 「いや」 「じゃあなんで…」 「何が?」 彼女は俺に視線を向けた。 とっさに俺は彼女の腕から視線をそらした。