「自分が自殺して悔いを残した。
だからこれ以上、自殺を増やしてほしくない。
それでなぜか俺のところへやって来た。
俺の周りで起きる自殺を俺に止めさせるために」
俺は感情なく喋った。
女は険しい顔をしたまま俺をずっと見つめていた。
俺はイラッとして、声を荒げた。
「俺は自殺志願者なんか興味ねぇ!
てめぇの遊びなんか付き合ってられるか!」
今までの苛立ちを存分に出した怒りであった。
女は微かにフッと笑う。
すると、ケータイが鳴った。
美紀からだった。
俺はケータイを取り、顔をあげると
もぅすでに女はどこかへ消えていた。



