私は絶句した。 「幸子」 彼は苦笑いする。 病室でのスウェット姿。 「俺、死んじまったみたいだ」 カッコワルイ。 なんで私があげた服を 着てこなかったのよ。 「病死したみたい」 そんなのわかってるよ。 巧はギュッと私に 抱き着いた。 ゙ずっとこうしたかった" 下界ではできなかった感触。 それでもぬくもりはない。 天国だから。 こんなの… こんなの望んでないよ−。