事務所に戻ると 社長に「おつかれ」と 声をかけられた。 失敗しても 成功しても 社長は「おつかれ」と その一言だけだ。 サユリさんは声をかけず 心配する視線だけ 伝わってくる。 「幸子、少し休むか?」 久しぶりに何か 言い出したと思ったら とんでもないことだ。 「休まない」 休んだってすることがない。 テト○スもこの天国も飽きた。 刺激があるのは下界だけ。 私は何かに恐れている。 地獄? 昔の私はそんなもの 恐れていなかったじゃない。 徐々に変わってゆく私。