すると、球体全体が割れ、大量の水と共にレーナが出てくる。


「レーナ!!」


「リ…ト?リトな…の?」


「よかった…」


リトは安心したのか、レーナを抱きしめる。


「リト…?」


レーナは首を傾げる。








「さ、行こう」


「うん」



リト達が研究所を出る。





「……っ私は…何を…?」


突然倒れていたミアが頭を抱えながら起きあがる…。

「この有り様は…?!」


「ミア様?」


家来の男は首を傾げる。


「今まで…何があったの?私…あの時から記憶がないわ…あの時から……あれ…でもそれなりの材料が揃ってる…」



ミアは先程のミアとは全く別人になっていた。