翌日…リト達は朝早くから出発した。


「もうすぐで世界が救われるのか…」


エニーが呟く。








「ついた…ここだよ…」


到着した場所は大きな木があり、その木の根のあたりには石段や、祭壇のようなものがあった。


「リト…この石段を登って」

レーナは俯きながらリトに言う。


「ああ…」


レーナはリトが石段を一歩ずつ登るのを深刻な顔で見ていた。



そして、リトが登ると、彼の体が光り出す。


「おわっ」


「………」






しかし、リトの体は何らかの力により弾かれる。


「うわ!!」


「リト!大丈夫か?」


エニーがリトに駆け付けるとほぼ同時に、石段の上になにか黒い物体が出てくる。


「…何だよ…あれ」




そして、全身黒い服に身を包んだ男が現れた。