西暦4200年…世界は平和で、皆豊かに暮らしていた。



ある日の夜、教会を訪れた牧師が、ふと祭壇を目にすると…


「な…なんだこれは?!」


祭壇の前に、小さな人形がちょこんと座っていた。


「…人形?こんなの…あったっけ…」


牧師は人形をじっと見る。

「見掛けない人形だな…服の素材も…触ったことのない素材だ」


その人形は何もかも見たことのない作りの人形だった。



しかしその人形はいつからここにあったのだろう…?

「昼間私がここにいた時はなかったはず…」


不思議に思った牧師は翌日、町人に人形のことを話した。


町人も人形を見て驚いた。

見たことのない人形だったから…。



見るからに謎の人形は町の倉庫に保管されることになった。


そこから物語は始まる。