桜りっぷ

「・・・
 アニキに貰った地位で
 言いなりにされて
 いつものようにいい様に
 扱き使われるのは、もう
 いい加減、御免だわ
 疲れるだけ

 今回、お前と戦って
 分かったよ
 
 やっぱり、強いものは
 かっこいい
  
 一年は、お前が仕切って
 くれて構わない」

「いやっ
 一年は、お前が仕切れ
 
 俺は、そんな物要らない
 
 俺には、そんな地位
 何の意味も待たない
 面倒な事はごめんだ

 じゃあ、兄貴に宜しく
 
 今度、何か仕掛けてきた
 時は容赦しねえから
 
 そう、伝えてくれよ」

学校を出て帰る途中に、喉が
渇いた浬は、自販機でジュース
を買い、その場に座り込み
一口飲んだ。