桜りっぷ

嫌みなぐらい大きなベッドに
二人きり・・・

ピッタリとシワ一つ無く
綺麗に敷かれたシーツの上
に倒され、貴方の唇が
私に触れ続ける。

甘い口づけに私は溶けていく

離れる唇・・・

肌蹴る、ガウン。

露になる体。

華奢な体に、大きな胸
括れた腰、小振りなお尻

貴方が、私を見つめ
品定めをする。

私は、ここに来て貴方に
問いかけた。

「私の名前、覚えてる?」

「カガ、マヒロ?」

私は、ここに来て貴方に
願う。

「正解
 
 今だけでいいの
 ヒロって呼んで
 
 嘘でもいいから
 愛してるって言って」