桜りっぷ

弦と塁は、浬を見つめて
同時に、大きく頷いた。

この手に掴んでみせる

俺の夢・・・

俺は、親父や祖父
要さん・・・

みんなの思いを踏みつけて
最高の仲間と共に動き出す

俺は取り戻す

過去の俺自身を・・・

後悔など、無いさ。

『俺は生きる

 俺の世界で・・・

 お前は生きろ

 お前の世界で・・・』

水を得た魚は
留まることを知らない。

長い年月、眠り続けていた
入江組が動き出す。