ここは、高月家・・・

体調の優れない茉優は客間に
お布団を敷いて横になり眠る

キッチンで夕食の支度に
取り掛かっている、藍。

そこへ帰宅する、浬に塁。

「ただいま」

「カイリ、ルイさん
 おかえりなさい」

「疲れた、風呂できてる?」

「できてるよ」

「アイちゃん、お邪魔します
 ヒロは?」

「さっき少しだけ吐いて
 今、眠ってる
  
 つわり、酷いみたいね
 少し眠らせてあげて

 そうだ、夕食
 もう少し時間がかかるから
 順番に、お風呂にでも
 入ってきてください

 そうだ、二人一緒に入れば
 男同士なんだし恥ずかしく
 ないでしょう?」

「入るかよ、ルイ、先入れよ」

「俺は、後でいい」

「じゃあ、お先」