暗い顔をする茉優に、藍は
声をかける。

「しかたないよ
 
 私だって、この間まで
 そうだったよ
 
 カイリに何でも任せっぱなし

 でも少しの間、殿方には
 我慢してもらわないとね

 私達の仕事は・・・」

「お腹の中の
 赤ちゃんを育てること」

「そう、アタリ」

笑い合う声・・・

お腹に手をあてながら
藍は話す。

「赤ちゃん
 
 男の子ですか?
 女の子ですか?」

「アイ、そろそろ
 性別、分かるんじゃないの
 聞いてみれば?」

「そうだね
 今度、聞いてみるよ」