桜りっぷ

「何だ、それ・・・?」

「まあ、そういうこと
 仲良くしようぜ」

「ふうん、まあ
 どうでもいいわ
 
 頭、いてぇ」

瞳を閉じる浬に聞こえる
塁の話しかける声・・・

「カイリ、どうだ
 一人暮らしはなれたか?」

「ああ、相変わらずだ
 
 ルイ、今日も、この後
 付き合えよ」

「マジかよ
 勘弁してくれよ」

その夜、舎弟を連れて三人で
飲みに出掛けた。

ここは、高級クラブ・・・

高級な装飾品が店内の
ありとあらゆる場所に飾られ
真中に吊るされた大きな
シャンデリア。

その店には、お似合いの
気どった女達・・・