桜りっぷ

赤い絨毯が、長く伸びた道
バージンロード

その道の先端、祭壇の前
愛しい貴方が立つ。

浬が、私を待ってる。

貴方の元へと、一歩一歩
踏みしめて歩く。

私が今まで歩んで来た道

いろんな想いが溢れ
一粒の涙となり、頬を伝う

父の腕を離れ、貴方の腕に
触れる。

私が傍に来て安心したのか
貴方は深い息を吐いた。

私が、貴方を見つめて微笑むと
貴方は、悪戯に口元を緩めて
笑ってみせた。

皆が見守る中、私達は
永久の愛を誓う。

花婿は、ベールをあげ
瞳を閉じる花嫁にキスをする

軽く、触れ合う唇・・・

私たちは、結ばれた。