握り締めた手から
垂れ下がる、ネクタイ。

見つめ合う、二人・・・

驚いている、貴方の顔。

私の顔も、きっと同じ。

「どうしたの?
 
 その傷」

私、何、聞いてるんだろう?

「ああ、これ?
 
 ただの怪我だ

 それより、お前
 ここで何してる?」

私のこと

覚えてくれてたんだぁ

嬉しい・・・

「貴方こそ、ここで
 何してるの?」

「俺か、俺は
 ダチの結婚式・・・
 
 まさか、お前も?」