藍の準備が整い、新婦の控え室
から出て来た、藍の母、秘色に
話かける、モデル事務所の社長
加賀さん、その隣にはガチガチ
に緊張した、茉優がいた。

「ヒイロ、この度は
 おめでとうございます
 
 こんな素敵な席に
 お招き頂いて光栄だわ」

「カガさん
 ご無沙汰しています

 いつも、アイが
 お世話になっています」

「いえいえ

 それにしても、アイ
 いいモデルになったわよ
 
 貴女の血を引くだけ
 あるわね

 貴女をスカウトした彼の目
 に狂いはなかったわね
 感謝しなくちゃ」

叔母の腕を引っ張る、茉優

「ヨリさん?」

「ああ、そうだったわね
 ごめんなさい
 
 ヒイロ、この子ね
 私の、姪のマヒロ

 アイのモデル仲間で
 貴女の大ファンなのよ」