桜りっぷ

お姫様抱っこされて
開かれるドア・・・

みんなが注目する・・・

「もういいよ
 
 恥ずかしい」

藍は、顔を隠した。

その後は、言うまでもなく
浬はお母さんに頬を打たれ
弟に、お腹を殴られていた。

「この、バカ息子
 心配させないで・・・」

涙ぐむ母、菫。

「母さん、ごめん」

「昨日のお返し」

お腹を押さえて、弟の頬を
抓る浬。

「親父、藍から聞いた
 
 すまなかったと思ってる
 
 ごめん・・・」

「もういい
 お前の為なら頭ぐらい
 何度でも下げてやるさ
 
 ほらっ
 今度は、お前から
 ちゃんと皆に謝れ」

「ああ、分かってる」