桜りっぷ

「駄目だ

 明日は・・・」

「ねえ
 一緒にいよう?」

藍の額に自分の額をあてる浬

「藍、明日はちゃんと
 ありがとう伝えて来いよ

 お前と過ごせる時を
 ご両親、みんな
 楽しみにしてる

 明後日からは
 俺達はずっと、一緒

 今までどおり
 この街で二人きり
 厭きるまで一緒にいよう」

「うん、ずうっと一緒だよ」

貴方の手が、私の頬に触れる

甘い口づけを交わす。

唇は、何度も何度も

重なる・・・