「・・・・・・

 嘘だろう?
 
 中三・・・
 
 どう見ても
 二十歳には見える・・・」

「よく、言われるよ
 大人っぽいねって
 
 曾祖父の北欧の血が
 ほんの少しだけ
 混ざってるからかな?
 
 そう言う
 カイリ、貴方だって
 もっと大人だと思ってた」

年の差は、たった一つ・・・

「家の人、お前の事
 心配してるよな
 
 ほらっ、着替えて
 送って行く」

「大丈夫だよ
 
 私の家は、放任主義だから
 無断外泊しても、何も
 言われない

 仕事だって言えば大丈夫」

大人しい、昨夜の雰囲気とは
違う私に戸惑う浬。

「仕事って、お前?」