2人で歩いていると、道行く人が何人も俺らを見ていた。 え?なんかおかしいか? 寝グセとかもいつもは直さねぇけど、今日はしっかりと直したし。 それにいつも以上に外見は気にした…つもりだったけど。 「あ…あの…」 一方的に歩く美夜へ声をかける。 「何?」 こ…こえーって。