「そしてここがそのトンネル
 通称‘異次元トンネル’です!」

菜月ちゃんがトンネルの方を指差す。

やっぱり今日も、警備員さんは居る。
彼らは一体、何をするつもりなんだろう。


どうやらメールで詳しい内容を話していたらしく、
話を聞かれることも無い。

あれ、僕はどうして呼び出されたんだ?
本当に、ただ『居た方が面白いから』なのだろうか。