「できたよー」

啓吾さんの声だ。


「ま、とりあえずご飯食べよっか」

留衣さんが言った。

亮太郎は、僕と留衣さんの会話を
ずっと微妙な顔で聞いていた。
……せめて何か口挟んで欲しかったよ。