「シロって?」
「昔家で飼ってた犬です」
亮太郎にしたような説明をする。
「……守ってくれてるのかしら」
「多分、そうなんじゃないかな」
「俺もそう思……ぅいます」
まず敵意を感じない。
とかそんな事を3人は言っている。
なんでトンネルにいたのかとか、
何故菜月ちゃんを撮った時に
ガン見してたのかはよくわからないけれど
シロだったなら、
あまり怖さを感じなかったのは納得だ。
何で気付かなかったんだろう、僕は。
「とりあえず、シロの写真
見てみたいんだけど。
私も今度おじゃましていい?」
――そんな訳で、
今度は何やら僕の家に集まるらしい。
7話 終