『なんでっ、鈴音! お前のことたくさん助けただろう!!』
「ひっ! し、知らないわ 何を言ってるのよ」
男の形相に恐怖を覚えながらも、たどたどしく答える。
その答えに気に食わなかったのであろう男は目を見開いてわなわなと身を震わせた。
『勉強しててうたた寝した時起こしたし階段から落ちそうになった時とか目覚まし鳴ってても起きなかった時とかほかにも沢山助けた!』
「・・あ、あなたが・・?」
まくし立てるように言われ半分聞き取れなかったが、思い当たる節はいくつかある。
鈴音が男に話し掛けようとした瞬間、目の前に焔が立ち塞がった。
「けど、この首。 アンタが跡をつけたんでしょ? 良いことだけ並べて好感を持たせようなんて甘いわ」
『ううるさいっ 俺を見てもらうにはこれしかなかったんだ・・・!』
「だからこの方を殺すのですか? 同じ地縛霊になれば姿が見てもらえて尚且つずっと一緒にいれるから」
「・・どういうことなの?」
アルの言葉を聞いた鈴音は頭にはてなを浮かべていた。
無理もないだろう、幽霊に好かれるなんて考えるわけないのだから。
「ひっ! し、知らないわ 何を言ってるのよ」
男の形相に恐怖を覚えながらも、たどたどしく答える。
その答えに気に食わなかったのであろう男は目を見開いてわなわなと身を震わせた。
『勉強しててうたた寝した時起こしたし階段から落ちそうになった時とか目覚まし鳴ってても起きなかった時とかほかにも沢山助けた!』
「・・あ、あなたが・・?」
まくし立てるように言われ半分聞き取れなかったが、思い当たる節はいくつかある。
鈴音が男に話し掛けようとした瞬間、目の前に焔が立ち塞がった。
「けど、この首。 アンタが跡をつけたんでしょ? 良いことだけ並べて好感を持たせようなんて甘いわ」
『ううるさいっ 俺を見てもらうにはこれしかなかったんだ・・・!』
「だからこの方を殺すのですか? 同じ地縛霊になれば姿が見てもらえて尚且つずっと一緒にいれるから」
「・・どういうことなの?」
アルの言葉を聞いた鈴音は頭にはてなを浮かべていた。
無理もないだろう、幽霊に好かれるなんて考えるわけないのだから。


