守護まにゅある!

『そして私の身体は今でも病院にいる。 色んな管に繋がれて、ね
階段から落ちたくらいでそんなことになる訳無いって思ったでしょ?
どうしてあなたにそんなことが分かるの?
階段から落ちて打ち所が悪ければ人は簡単に死ぬのよ』

自嘲気味に笑いながら紗夜はゆっくりと雅之の首に手をかけた。

『私が手に力を込めればあなたは苦しくなるわ
もがいて、白く霞んで最後には真っ暗になるのを体験してみようよ
私と同じ経験しようよ
だってあなたは私を助けなかったそうでしょう
私と同じ経験して私と同じ気持ちになって後悔するの
あの時助けてればって。
ふふ、そんな今にも泣きそうな顔しないで
私と、同じところまで堕ちましょう・・・!』

「ぐあ、あぁ・・・!」

苦しい

助けて

感じ方は違えど、紗夜は同じことを思った。

どうして俺は目を背けてしまったのだろうか

後悔先にたたずとはまさにこのことだ。

雅之は力を振り絞って両手を紗夜の手に置く。

冷たい。
人の暖かさが感じられない。

急に手が置かれたせいか、驚いたらしい紗夜が一瞬力を緩めた。

雅之はそれを見逃さずに手首を力強く握りしめ、紗夜を睨みつけた。