守護まにゅある!

沈黙が辺りを包み込む。

その中、雅之が踏み出す音が響いた。

足取りはしっかりとしていて、真っすぐに紗夜へ向かう。

「紗夜・・・ ゴメン 俺自分勝手過ぎた」

『本当にね 謝って済むようなことじゃないのに』

「・・! 紗夜」

倒れている紗夜の側にしゃがみ込むと、雅之は彼女の手を力強く握った。

片言な言葉でもなく、血走った目でもなくなった紗夜。

長い髪をそっと分けると恥ずかしそうに笑う紗夜の顔が見えた。

『やっと、ちゃんと私を見てくれたね』

「俺、どうしたらいいか分からなくて お前にしたことも思い出せなくて、ずっと現実から目を背けててっ・・・」

『・・今は思い出せてる?』

「少しずつだけど 断片的になんだ」

『何それ、私が一から教えてあげるよ』

憎しみがこもったような表情を一瞬してみせたが、すぐに呆れた顔をしながら溜め息をついた紗夜はゆっくりと口を開いた。