守護まにゅある!

腰をさすりながら立ち上がると、嫌でも視界に入ってくる女。

だが、不自然な点が一つ。

女は顔に手をあてて鼻をすすっているのだ。

・・・まさか、泣いてる、とか?

ゆっくりと雅之が近づくと気配を感じたのか女が顔を上げた。

マサユキ・・・?
ドウシテコンナトコニイルノ

「お前・・・ちょっとよく顔見せてみろ」

俺の予想が合っているとすれば。彼女は顔に目の下に一直線に傷があるはず。

果たして女の顔を覗き込めば、確かにあった。

俺がつけたといっても過言ではない、その傷跡。

「・・・紗夜」

そうだ、彼女のことを知らないはずが無い。

どうして今まで分からなかったんだろう。

ヤットオモイダシテクレタノネ
ズットマッテタ
デモアナタハキヅイテクレナカッタ
ズットサミシカッタ・・・!!

女・・いや、紗夜がそう言った瞬間、雅之が立っている地面が割れた。

足場が崩れた雅之は立っていられずしゃがみこむと、不意に頭の上が暗くなったことに気付いた。

「・・・っ嘘だろおおおお!!?」

花弁を象っていた瓦礫が我先にと襲い掛かってくる。

あと半瞬早く気付いていれば。

俺は、ここで死ぬのか・・・?