守護まにゅある!

「ふふー 尻尾、揺れてるよ 嬉しいんでしょ!」

「うっ煩いですよ! さっさと終わらせて早く帰りましょう」

頬をほんのり赤く染めながら言うアルヴィに焔は笑いを噛み締めながら頷いた。

「オルハ! あの女を弱らせて」
ピクンと耳を動かすと、オルハは地面を蹴って走りだした。

女はゆらゆらと動きながらオルハに一歩ずつ近付く。

ワタシハ・・・タダ、アノヒト
マサユキノソバニ、
イタイダケナノ!!!

女が叫ぶと同時に地面がまるで大きな花を咲かせるように割れ、盛り上がった。

襲い掛かるそれをうまく避けながら、オルハは女へと向かう。

「・・少しばかりオルハも苦戦しているようですね」

「あの瓦礫の真ん中に女はいるんだな?」

「・・えぇ。 行くのですか」

「うん オルハはあたしのパートナーだから」

そう言って地面を蹴って高くジャンプした焔。

普通の人間なら跳べるはずのないくらいに跳び上がった焔は、オルハの近くまで一気に距離を縮めた。

「うっはー あれだけ跳べるって羨ましいな」

「人間には到底無理な事ですから羨むのも当たり前です ・・・それより」

アルヴィは視線を雅之に向けると、眉間にシワを寄せながら口を開いた。