まばゆい光の中うっすらと見える人影。
光がゆっくりと消えていき・・・
「ご指名ありがとうございまっす!
出張本屋碌勠碌
特別営業にやってきました!」
「キミはっ・・・!」
雅之の前に立ち塞がるように出てきたのは、鈍色の本を買った店にいた女、焔。
彼女の背より大きい大鎌を軽々と振り回しながら地面に降り立った。
「だっから言ったでしょ アレはただのストーカーじゃないって」
「あ、あぁ それより、キミは何なんだ?」
雅之が問うと、焔はこちらを見ずに答えた。
「それはまた後で! 今はあの女をどうにかしなきゃだから」
そう言うと焔は何処から取り出したのか、本を開き始めた。
「オルハ、アルヴィおいでっ!」
先程と同じように本が光り、やがてそれは人の形を成した。
光が終息すると、音もなく降り立ったのはアルビノの男アルヴィと黒銀の毛並みをなびかせなているオルハだった。
「・・・まるで使い魔のような扱い最悪です」
「まぁまぁ! アル、狐火で人払いしてくれない?」
舌打ちしながら言うアルヴィの肩を叩きながら焔が明後日の方向を指差す。
その先には野次馬らしき人が遠くだが確実にこちらを見ている。
さすがに大勢の前では色々まずい。
光がゆっくりと消えていき・・・
「ご指名ありがとうございまっす!
出張本屋碌勠碌
特別営業にやってきました!」
「キミはっ・・・!」
雅之の前に立ち塞がるように出てきたのは、鈍色の本を買った店にいた女、焔。
彼女の背より大きい大鎌を軽々と振り回しながら地面に降り立った。
「だっから言ったでしょ アレはただのストーカーじゃないって」
「あ、あぁ それより、キミは何なんだ?」
雅之が問うと、焔はこちらを見ずに答えた。
「それはまた後で! 今はあの女をどうにかしなきゃだから」
そう言うと焔は何処から取り出したのか、本を開き始めた。
「オルハ、アルヴィおいでっ!」
先程と同じように本が光り、やがてそれは人の形を成した。
光が終息すると、音もなく降り立ったのはアルビノの男アルヴィと黒銀の毛並みをなびかせなているオルハだった。
「・・・まるで使い魔のような扱い最悪です」
「まぁまぁ! アル、狐火で人払いしてくれない?」
舌打ちしながら言うアルヴィの肩を叩きながら焔が明後日の方向を指差す。
その先には野次馬らしき人が遠くだが確実にこちらを見ている。
さすがに大勢の前では色々まずい。


