守護まにゅある!

ニゲラレナイヨ・・・?
ワタシノコトオボエテナインデショ?
ワスレチャッタンデショ?
ユルサナイ・・・ワタシニシタコトオモイダスマデ
ワタシハアナタヲユルサナイ・・・!!!

人を避けながら走っていると、急に女が叫んだ。

俺が何をしたっていうんだ?
まず、見た目に覚えがない。

突然膝が折れ、勢いよく転んでしまった。

鞄の中身が飛び散ってしまったので慌てて立ち上がり拾い集めていると、女が近付いてきていた。

やばいやばいやばい!!!
何か、・・・そうだ!

散らばる物の中から見つけたのは鈍色の表紙の本。

たまたま開いていたページのカードの名前を叫ぶため、口を開いた。

「死神、助けてくれ!!」

死神に助けを求めるなんて滑稽に違いない。

だが今、希望の光はそれしかない。が。

・・・死神の絵、ないんだった!!

一筋の希望に喜んだ束の間、一気にどん底に突き落とされた。

落ち込んでる暇はないので、急いでほかのカードを探そうとしたその瞬間。

本が目も開けられないくらいにまばゆく煌めいた。