『約束いたします！』

幸太は頭を畳に押しつけるようにして…


『お父さん、私も約束守ります…』



交際を認められ…幸太は、ほっとした顔で帰って行った


ごめんね幸太。辛い思いさせて。


幸太が帰って、お父さんは疲れた顔をしてソファーに座ってた


『お父さん、ごめんね…』


後ろからそっと抱き締めた

『琴音が結婚なんて…考えたこともないよ。悔しいなあ。いきなり知らない男に、琴音って呼ばれてるのを見るのは』


『お父さん…。ありがとう』


『ばかだな。成績、一番でも下げたら、もう合わせないからな。すぐにお父さんだけの琴音に戻るさ』


お父さんの背中に甘えて涙が出ちゃった



…成績、絶対に下げられないっっ！