あいつ、本当に鈍感。 席に戻った俺は、美紀の後ろ姿を 見ながらため息。 いい加減自覚してもらわねぇと… 自分が“可愛い”って。 そう思いながら美紀を見る。 …ん?ガッツポーズ? 俺がさっき言い掛けたことを 絶対聞き出してやる!!とか 思ってんだな。 …分かりやす(笑) 「美紀ちゃんホント可愛いよな。」 俺の横から声がする。 よく、彼氏の近くで話せるな。