王女に恋をしている北にある国の王子は、この国の王子のことを邪魔者だと思っている。
だからこそ、縁談をぶち壊す為に王子に魔法をかけさせた。
でも王子が元に戻ってしまったら、全ては水の泡。
だから旅の途中で、王子が怪我をして元の姿に戻れなければ王女は自分のものになる。
そんなことを考えたということです。

「浅はかな考えだな」
「そんなこと!下手をしたら王子は怪我どころか、悪ければ死んでいたかもしれないんですよ!!」
王女は声を荒げて魔法使いに言いました。
どうやら北にある国の王子に怒りを感じているようです。