王女は少女の言葉の意味を理解して言いました。
「わかりました。どうかご無事で!!」
王女は王子の左手に自分の右手を差し出しました。
少女はボーと立っていた魔法使いに言いました。
「性悪魔法使い!あんた、この森の中詳しいんでしょう!!」
二人は魔法使いの方を見ました。
「まっ、一応この森に住んでから長いですから。私の庭のようなものですけど・・・」
魔法使いは当たり前のように少女に言いました。
「それならボケーとしてないで、二人を安全な森の外へと案内してあげて!!」