「やっほー!久しぶりね〜」
少女は手を振って、青年に笑って言いました。
「だな。そちらが『噂』の王子さんか?そっちは?」
「こちらはあたしの国の王女。魔法使いに会うために一緒に来たの!」
王子は無言で頭を下げ、王女はペコリとお辞儀をしました。
「どうもはじめまして」
「おう!よろしくな!」
青年はにこやかに言いました。
「王子、王女。ご紹介します。私の旅の連れです。こう見えても剣士で、腕っ節は私が保証します」
王女はにこやかに青年に話しかけました。