けれど、王女の決意は固くどんなに言われても、「絶対に行く!」と言って一歩も引きません。
二人はとうとう諦めて、連れていくことにしました。
王女は国にいる父親である王様に手紙を出して、旅をする準備をし始めました。
王子は王様に事の次第を話し、必ず元の姿に戻って帰ってくると言いました。
王様は一振りの剣を王子に渡しました。
それから、王子に言いました。
「必ず無事に帰って来ること。いいですね?」
王子は王様に感謝の言葉を言いました。
王子と王女は旅人の着る服に着替えました。