あの事件から1ヶ月。


傷は完全に治った。
でもあの時味わった
思いを消すことは
できない。


「あ、苺ちゃん」

「一樹さん。
こんにちは。えーっと…」

「蓮さんは部屋にいるよ」

「あ、ありがとう
ございます!」


私は今、蓮さんの家に
来ています。