「私ヤクザなの!」 私の声にピタッと歩くのを止めた竜也くん。 自分でも、なんでこんなことを言ってしまったのか分からない。 言うつもりなかった。 やだ… さっきまで我慢してたのに泣きそう。 昨日あれだけ泣いたから今日は泣かないって決めたのに。 立ち止まった竜也くんは、こっちを振り返って眉間にシワを寄せながら私を見ている。 それは怒ってる表情ではなく困惑したような驚いているような表情だった。