《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~

だけどあたしはきかなかった。



たとえ実際には一歩も
動けなくても、必死で身を
よじって何度も銀の名前を
呼んだ。



――お願い、答えて。

銀なら答えてくれるはず。


こんなふうにあたしの
前からいなくなるなんて……

そんなのあたしは、絶対に
信じない――…!!



「どれだけ叫んでも無駄
だと言ってるのに。

彼はもう、いな―――」



哀れむような語調の氷龍の
声が途中で途切れる。



怪訝に思って首を捻ると、
彼は薄く眉をひそめて煙で
閉ざされた前方を凝視してた。


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