だけどあたしはきかなかった。
たとえ実際には一歩も
動けなくても、必死で身を
よじって何度も銀の名前を
呼んだ。
――お願い、答えて。
銀なら答えてくれるはず。
こんなふうにあたしの
前からいなくなるなんて……
そんなのあたしは、絶対に
信じない――…!!
「どれだけ叫んでも無駄
だと言ってるのに。
彼はもう、いな―――」
哀れむような語調の氷龍の
声が途中で途切れる。
怪訝に思って首を捻ると、
彼は薄く眉をひそめて煙で
閉ざされた前方を凝視してた。
_
たとえ実際には一歩も
動けなくても、必死で身を
よじって何度も銀の名前を
呼んだ。
――お願い、答えて。
銀なら答えてくれるはず。
こんなふうにあたしの
前からいなくなるなんて……
そんなのあたしは、絶対に
信じない――…!!
「どれだけ叫んでも無駄
だと言ってるのに。
彼はもう、いな―――」
哀れむような語調の氷龍の
声が途中で途切れる。
怪訝に思って首を捻ると、
彼は薄く眉をひそめて煙で
閉ざされた前方を凝視してた。
_

