「そう………」



あぁヤだな。

なんかあたし、おかしいかも。



銀の言葉を聞くたびに――
ドキドキがどんどん大きく
なって、なんだか涙が
出そうな気さえしてくる。



(そんな小さな約束まで、
銀はちゃんと果たして
くれたんだね……)




――本当に、ありがとう――…。




何度も胸の中で繰り返しながら。



あたしは全身に響く
あたたかな鼓動を、
いつまでも感じてた……。





     ☆☆☆☆☆



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