「ねぇ銀、せめて校門が
見えてきた辺りからは
消えてくれない?

さすがにこれじゃ、目立ち
まくりで……」



私服の男のコが校門前まで
一緒に通学。


これじゃ過保護な彼氏に
送り迎えさせる、ちょっと
変な女の子だよ



だけど銀は即座に首を横に
振って、



「駄目だ。

これ以上何かあってから
後悔しても遅い。

門までは誰と歩こうが
自由なはずだ」



「……そ、そりゃ自由かも
しれないけどぉ……」


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