(あたしこそ、ありがと。

倒れるほどの力をあたしの
ために使ってくれて……)



キスの恥ずかしさのうえに
さらに恥ずかしくなっちゃい
そうで、言葉にはできな
かったけど。



見つめる視線に答えながら、
あたしは心の中でそう囁いてた。





     ☆☆☆☆☆



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