その疑問は声にはできな
かったけど顔にかいてた
みたいで、涼香は絶妙な
タイミングで、



「片思いと仲の良さは関係
ないでしょ。

あたしには目つきでわかんのよ。

きっと――イヤ、絶対にそう」



自信満々にそう言って、
一人でウンウンと頷いてた。



「涼香…………」



急にそんなこと言われても
あたしはどう反応すれば
いいのやら。



すっかり混乱しまくって、
その後のあたしはろくに
お弁当の味も覚えて
なかった……。





     ☆☆☆☆☆



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