「…いい加減離れろよ、暑苦しい」 「あれ~南妬いてんの? ごめんねぇ、あんたの妹はあたしのもんだから」 「ばっ!誰が妬くか誰が!」 「ダメだぞ、南」 「そうそう、いくら血が繋がってないとはいえ兄妹なんだから」 「お前らなあ~」 「あはははっ!」 こうやって南をからかいながら登校するのがあたしたちの日課だ。