「新…」 名前を呼んだって、新はぴくりとも反応しない。 そんなの当たり前だということは、わかっているけど。 だけど信じられないのだ。 「馬鹿…、死ぬなよ…。一緒に帰るって約束しただろ…っ」 海月と悠馬は、新に寄り添うようにして、思うままに泣いた。 もう会えないなんて。もう話せないなんて。 受け入れられない現実。 しばらくして海月が、何も言わなくなった新にそっとキスを落とした。 そして冷たい手を自分の腹に宛がう。 「新、安心して。この子は、私が守りますから…」