親父はもう一度重たいため息をついてから言った



「もういい。…好きにしろ」


「大天使様っ!!」


「良い、水谷。あいつは一度決めたら頑固だからな」


「ありがとうございます、父上」



「ただし、少しは帰ってこい」


「…ああ」




「行くぞ、美咲!!」

「うん!」


そうして俺たちは駆け出す





「本当によろしかったのですか?」



「仕方がない……あいつは、私の子だ」