「我々についてきてもらおうか」 そう言ってあたしの腕を掴んだ 「いやっ!」 「いいから大人しくついてこい!!」 「助けて……颯人っ…!」 「気安くその名を呼ぶなっ!」 「えっ?」 「颯人様は天使の王子で在られるぞ!」 颯人が…王子様……? 「そんなっ……」 あたしはそこで気を失った ……──────